インドの紅茶

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インド料理のお店で食事をすると、
デザートと一緒にチャイを飲むこともあるかと思います。
インドの紅茶生産量は現在世界第1位であり、
自国内での紅茶消費量世界第1位です。
国外へ輸出されるものは殆ど高級品であり、
安価なものは莫大な人口をかかえる自国内で大量に消費されます。
インド国内の主な産地は北東インド(ダージリン、アッサム、ドアーズなど)と
南インド(ニルギリなど)にあります。

北インドの産地

茶葉の収穫3月頃から11月頃まで行われます。
冬季は気温が低過ぎて芽が伸びない為、
茶摘は休止されます。

ダージリン

ヒマラヤ山脈の麓、
ネパールとの国境近くに位置する産地です。
標高が高い山岳地帯の斜面に大小様々、
沢山の茶園が広がっています。
一般的に云われているダージリン茶の特徴は、
①水色は明るい燈色~オレンジ色、比較的淡いものが多い 
②フルーティーな香りが豊かで渋みもあり、
しっかりした味わい ですが、
実際にはダージリンと名のつく商品でも香味は様々です。
茶園や収穫期によって大きく香味が異なってくる為です。

ファーストフラッシュ(3~4月摘み)

春摘み、一番摘みとも云われる
厳しい寒さが和らぎ、恵みをもたらす雨が上がった後、
一斉に芽吹いた新芽を摘み取り作られます。
茶葉が若過ぎてまだカテキン含有量が少ないく、
発酵しにくい為、緑色がつよい色合いの茶葉です。
水色は淡く、青臭いような若々しい香りで渋みは少なく、
とても繊細な味わいです。
香りはあってもボディーは軽く希薄です
紅茶は茶葉を発酵させて作られます。
発酵によって緑色の茶葉が黒っぽい色に変じます。

セカンドフラッシュ(5~6月摘み)

夏摘み、二番摘みとも云われる
この時期になると気温が上がり、
日照時間も長くなって茶葉にも味がのってきます。
茶葉のカテキン含有量も増える為、
ファーストフラッシュより茶褐色に近い茶葉の色になります。
ファーストフラッシュより味、香り共にしっかりとして
渋みもあり、強めの味わいです。
この時期に摘まれた茶葉の内、
一部の上級品には
マスカットフレーバー” (マスカットのような香り)が現れます。

レイニィシーズン(7~10月)雨期の紅茶

セカンドフラッシュの後、
ダージリン産地では長い雨期に入ります。
雨期に摘まれた茶葉は品質的には良くないのですが、
収穫量が多い故にベストシーズンとも呼ばれます。
ここでいうベストとは、品質的に良いという意味ではなく
収穫量が多いという意味です。
隣の紅茶産出国スリランカの場合は
品質的に良いものが収穫される時期を
ベストシーズンと呼ぶ事もあります。

オータムナル(11月摘み)

秋摘みとも云われる
雨期の後、茶摘が休止される冬までの短い間に
ダージリン産地は
再び良質の茶葉が期待できるシーズン(乾季)となります。
セカンドフラッシュのような鮮やかさはなく
一般に香りは控えめですが、
落ち着いた深みのある味わいの紅茶が期待できます。
気候に恵まれ、
品質的に優れた紅茶が生産される季節の事が
クオリティーシーズンと呼ばれますが、
ダージリン産地ではファーストフラッシュ、
セカンドセカンドフラッシュ、
オータムナルがクオリティーシーズンにあたり年3回ある事になります。

アッサム

インド北東の端、
ヒマラヤ山脈の麓に広がる大平原がアッサム産地です。
一般的な特徴は力強く重厚な味わいと濃紅の水色です。
中でも上質なものは、
独特な甘みのある香りを持ちます。
ミルクティーやチャイに向く紅茶の1つです。

ドアーズ

ダージリン産地とアッサム産地の間にあります。
口当たりは良いけれど、香りも控えめでこれといった特徴に乏しいので、
産地銘柄茶としては
あまり売られておらず、
主にブレンド紅茶ティーバッグに使用されています。

南インドの産地

ニルギリ

現地の言葉で「青い山」を意味するニルギリは
インド南部の高地にある産地です。
コクがあってバランスの良い味わい
茶葉は年中摘まれていますが、
12月~1月に摘まれたものに良品が多いようです。
インドにはその他にも紅茶の産地はありますが、
産地銘柄として売られているのは殆ど見かけません。
ダージリンやアッサム程の個性を持たない他の産地の紅茶は、
産地銘柄茶として売られるよりも、
むしろブレンド紅茶に用いられていますので、
知らないうちに飲んでいる方も多いと思います。

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