インドの食事マナー

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インドでは「ジューター」という言葉も覚えておきたい。
ジューターというのは、「穢れ」というような意味で、
例えば左手もジューターですので、
左手を使って物を食べるのはよくありません。
全く左手を使わずに食べるのは難しいとしても、
あからさまに左手を使って食べることは避けた方が無難です。
また「人が口をつけたもの」もジューターで、
特別に避ける傾向があります。
回し飲み、人の皿にあるものを味見する、
食べかけのものをあげる等は控えるようにしましょう。

伝統的には手で食べる習慣のあるインド。
最近はスプーンを使うことも多いですが、
しばらくインドに滞在すれば
必ず、手で食べざるをえないシーンにも遭遇するはず。
ポロポロしているバスマティ米やカレーを
手ですくって食べることは、
最初はちょっと難しいですが、
一緒に手で食べればインド人も喜びます。

スパイス

インド料理を語る上で、スパイスは欠かせません。
スパイスはヒンディー語でマサラと言い、
一品につきたいてい
5~8種類くらいをふんだんに使います。
肉料理、野菜料理(サブジ)、
豆(ダール)のカレーなどで使うスパイスは異なります。
スパイスはデトックス
体の余分な熱をとる、体を温める、
整腸、発汗、胃酸過多など
用途に合わせても使い分けられています。
スーパーや食料品屋に行くと、
ミックススパイスもたくさん売られているのに気付くはず。
肉料理、魚料理用、
○○(ディッシュの名)用などなど。
それらを買ってみるのも、手ごろでいいかもしれません。

プチ断食

「祭りの合間に普通の日がある」といわれるほど、
イベントの多いインド。
一年を通して行われる数々のヒンドゥー教の儀式には、
小様々な断食が取りこまれていることが多く、
人々は日常的に“プチ断食”をしています。
毎年2月頃行われる
シバ神の祭り「シヴァラートリー」の期間は、
普段は肉を食べる人も菜食のみにすることが多いです。

妻が夫の長寿を願う「カルワチョート祭」では、
夜になって満月を拝むまで、
妻たちはフルーツと水だけで過ごします。
特定の期間に限らず、
「ハヌマーン神の日」である毎週火曜日は肉は食べないなど、
「週一で肉断食」をしているという人も。
イスラム教徒であれば、
「ラマダン」の時期には当然断食を行います。
断食は宗教的な儀式ではありますが、
「血液とエネルギーが浄化され、細胞が活性化する」といわれ
古来からの健康を保つ知恵でもあります。
「空腹という本能的欲求から意識をそらし
、自分の内面と向き合う」という精神的意味もあり、
プチ断食はインド人の生活浸透しています。

都市部の変化

現在、急速な経済発展を遂げているインドでは、
まだ大都市部に限ったことではありますが、
驚くほどのスピードでいろいろなレストランが増えてきています。
5年前、10年前のような
「インド料理屋しかない、
他の国の料理屋があったとしても食べられる味ではない」
のような情況ではなくなりつつあるようです。
以前であれば、肉類の店は普通のマーケットにはなく、
特定のマーケットに行かなければ手に入らないものでした。

しかしここ最近では都市部を中心に
雨後のたけのこのように増えているスーパーマーケットで、
より簡単に手に入るようになってきています。
肉とそのほかの食品を
同じ店内に置くようになってきたことは、
インド食文化にとってもひとつの大きな変化です。
食に関する非常に保守的な文化も、
都市部を中心に徐々には、緩んできてはいるようです。

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