北インド料理

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北インドの料理は、
イスラム王朝であるかつてのムガール帝国の厨房で
中央アジアやペルシャの影響を受けて誕生した
豪華で贅沢なムガール料理
インド随一の穀倉地帯で
良質な乳製品の産地でもあるパンジャプの料理、
そして辛く味わい深いカシミールの料理が代表格である。

主食はどれも小麦の加工品のナンチャパティ
パラータなどがメイン。
北インドのカレーは、羊や鶏肉を使い
カシューナッツやアーモンドなどの
ナッツとクリームやギー(バターオイル)を使ったこってりしたカレーや、
窯焼きのタンドル料理が名物です。
ただ、これはあくまでもレストラン料理で、
決して北インドの庶民が常食しているわけでは
ありません。レンズ豆などを使った菜食料理もあります。

はギーの他、菜種油が主流。
スパイスはシナモン、グローブ、
ナツメグ、ガラムマサラなどが多用されます。
現在日本をはじめとする海外のインド料理店は、
北インド料理をメインにした店が大多数なので、
海外ではインド料理の中で一番有名かもしれません。

北インドの代表的な料理

タンドリーチキン

インドの中でも、特に北インドの料理では、
タンドール」という円筒形の土窯がよく使われます。
このタンドールで焼くチキンが「タンドリーチキン」。
ヨーグルトやスパイスなどで漬け込んだ鶏肉を、
金串にさしてつりさげて焼きます。
タンドールの中はとても高温なので、
それほど時間をかけずに焼きあがるのがメリット。
余分な脂が落ちて、
外はパリッと中はジューシーに仕上がるのが特徴です。

ちなみに、カレーと一緒に食べる「ナン」は、
タンドールの内側に貼り付けるようにして焼きます。
ナンが、ひょうたんや洋梨のような形になっているのは、
貼り付けたときに生地の重みで下に伸びるため。
ただ、弾力のある生地なので、
ちぎれてしまうことはありません。
タンドールは、使いこむうちに、
土の香りが立ってきて
料理のよくすると言われています。

タンドリーチキンも、
タンドールによって微妙に味が変わっていきます。
インドでは炭火で焼くので
炭火の香りと使いこんだタンドールの香りがあいまって、
より美味しさを引き立ててくれるのです。
タンドリーチキンは北部で親しまれている料理で、
もともとは王朝料理であったものが広まりました。
インドのタンドリーチキンの表面が赤いのは、
スパイスのせいもありますが、
食紅を加えてより赤みを出しているためです。

インド人の多くがヒンズー教徒で
牛肉・豚肉を食すことを避けるため、
インドで肉料理として親しまれているのは主に鶏肉羊肉
タンドリーチキンは骨付き肉ですが、
骨なしの鶏肉で同じように作る料理は
「チキンティッカ」と呼ばれ、別の料理として親しまれている。

パラクニパニール

ほうれん草とカッテージチーズのカレーの事で、
インドではポピュラーなカレーです。
たっぷり使用したほうれん草の濃厚な旨味と
あっさりとした自家製カッテージチーズの相性抜群!
ほうれん草の青臭さは無く、
各種スパイスの香りが食欲を刺激します。
女性には特に人気があり、
自家製チーズのもっちりとした食感は癖になります。

シークケバブ

鶏の挽肉と野菜、
スパイスをタンドール釜で焼き上げた料理です。
鶏肉野菜の旨味にスパイスが効いて、
ジュワーっと旨味が染み出します。
タンドール釜で 一気に焼き上げるため旨味を逃しません。

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